ChatGPTは使っているとすごく便利なのだけど、動かすのにかなりのコストがかかっているらしい。
質問に答える際に、都度テキストを生成するから、けっこうお金がかかってしまう模様。
なので運営側は早く収益化していかないと…となっているようだ。
そのため、有料プランの参加者の募集がはじまっているが、月額が42ドルに設定されているのだという。
日本円にして5500円となるので、なかなかのお値段だ。
この金額だと気軽に使おう、とはならない。
仕事で活用できる用途がある人などでないと、なかなか課金にはいたらないだろう。
ChatGPTは確かに、従来の検索よりもずっと便利なのだけど、その分だけ使用にはお金がかかる。
となると誰もが気軽に使える従来の検索エンジンにも、まだまだ需要は残りそうだ。
検索エンジンは多くの人が作ったサイトへのリンク集を用意する存在で、テキストは自分で作っているわけではない。
なので運用にかかるコストはChatGPTと比べてずっと小さく、広告を貼るだけで運用でき、多額の利益を出している。
利用者はそのために無料で利用でき、自分からは1円たりとも払う必要がない。
この差はかなり大きいので、利便性においてはChatGPTは検索エンジンを上回るところがあっても、コスト面では今のところだいぶ劣った存在だということになる。
このため、お金を払ってより便利なツールを使う人と、無料でそこそこのものを使い続ける人に別れ、ChatGPTが検索エンジンを駆逐する、というところまではいかなさそうだ。
今後、効率化が図られてだんだんとコストが下がっていくのかもしれないが、すぐに完全に置き換わる、というようなことにはならないだろう。
また、ChatGPTには情報の正確性を担保する仕組みがないので、自分で正誤を判定できる人でないと活用しきれない、という問題もある。
あくまでも補助ツールなのだと認識しておくのが正しいのだろう。