海外のSFサイトで、AIに作らせたテキストが大量に投稿されて運営が迷惑している、という話が出ていた。
また、Amazonには個人が電子書籍を販売できる仕組みがあるが、すでにAIに作らせた本が大量に並んでいるとも聞いている。
今後こういったことはあちこちで見られるようになるのだろう。
AIに作らせたテキストの投稿を禁止する、あるいはAIは別カテゴリーとしてそちらにまとめる、といった措置が必要になってくる。
AIテキストを見分けるAI、といったものも登場してくるだろう。
すでにOpenAIが作っているようだが、まだ精度は低いらしい。
低品質のものを大量に作ることで、小銭を稼ごうとする人間は世の中にけっこういるのだろうけど、ジェネレーティブAIと呼ばれるAI群は、それにうってつけのツールになってしまっている。
すでにその被害にあっているSFサイトでは、人力でまともな作品を作る人が埋もれてしまうことを懸念しているらしい。
AIの普及で健全な創作活動が阻害され、よい作品が世の中に出て来にくくなる可能性は十分にある。
創作の補助としてAIを利用するのは当たり前になっていくだろうけれど、AIに頼りきりで作られた作品はゴミにしかならないし、まき散らされても世の迷惑にしかならない。
しかし金のためならそんなことは気にしない、という人間が多く、それでダメになったのがブログ界隈だった。
ブログ界隈は人力でAIめいたことをやる人間があふれかえり、すっかり世間からの評価が低下してしまい、下火になった。
スパムの蔓延はそのジャンルを腐らせてしまう。
ジェネレーティブAIの登場で、この傾向はますます強まっていくだろうし、対策しないといろいろなものが腐敗していくだろう。