文章修行

文章修行のためにあれこれと書いていくブログです

体は知らないうちにじわじわと弱っていく

私は数年前から家で仕事をするようになっているのだけれど、その間に意識的に運動をしていなかったので、体がひどく弱ってしまっていたことがあった。

 

具体的には、階段をのぼると息が切れるし、ハイキングに行った時は、コースを歩き通すのに、通常の倍ぐらいの時間を要してしまったこともある。

それによって、体がひどく弱っていることにようやく気がついた。

 

それまでも、ただ道を歩いているだけでもなんとなく疲れるような感じがしていたので、体が弱っていた事を、いくらかは実感していた。

 

けれども、怪我をした時などと比較して、運動不足の場合は体の弱り方が緩やかなので、なかなか自分の体がどこまで深刻に弱っているのかには、気がつきにくくなってしまう。

 

気がついてからは運動をし始めたが、普段していなかったので、なかなか軌道に乗らなかった。

運動をしたりしなかったりといった状況が続き、安定的に体力を増強させることにはつながらなかった。

 

その原因には、最初にジョギングをやったことがあるかもしれない。

ジョギングは良い運動方法ではあるのだろうけど、それまで運動していなかった人間がいきなり始めるのには、あまり適していなかった。

 

ジョギングは暑かったり寒かったり雨が降っていたり雪が降っていたりするとやりづらく、天候の状態に影響受けてしまう。

この日はやろうと思ってもできなかった、ということが起こりがちで、なかなか計画的に実践しにくいところがある。

 

そして足にかかる負担がけっこう大きいので、運動不足の人間はすぐに膝が痛くなってしまい、継続するのを難しくさせる。

なので最終的には、室内でできる簡単な運動をいくつかするようになった。

 

上半身については、リングフィットアドベンチャーというNintendo Switch向けのフィットネスアプリを購入した時に付いてきたリングを使って運動している。

リングを両手で持って、押し込んだり引っ張ったりすることによって、腕や胸、背中などの筋肉を刺激することができる。

 

それ以外には下半身を強化するため、もも上げやつま先立ち、片足立ち、それからその場で軽く跳びつつ左右の足を交互に、前後にステップさせる、というような運動もしている。

かかる時間は10分くらいで、大きな負担にはならない。

なので毎日継続しやすく、実際のところ続いている。

 

日々、少しずつでも体に負荷をかけていると、じわじわと強化されていくので、以前よりも歩きやすくなったし、階段を登っても息が切れなくなったし、身のこなしも軽くなったので何かと便利だ。

 

日常的なちょっとした動作でも、必ず筋肉は使われるので、筋力の水準を保つように意識しておかないと、いつの間にか掃除であるとか、ご飯を作ったりといったようなことをやるのがめんどうくさくなり、雑になってしまったりもする。

 

そしてもちろん仕事に対する集中力や持続力なども低下し、何かとマイナスになる要因が多くなる。

つまり全体としてQOLが低下してくる。

 

特に今のように、コロナ禍の影響で家にいることが多くなると、必然的に運動量が減少してしまうので、意識的に体を動かす習慣を実践しておいた方がよいだろう。

 

そしてこれは今に限らず、生きている間は基本的に続けた方が良いものだろうとも思う。