アメリカの最高裁判所が、中絶を認めていたこれまでの判断を覆すことになったそうだ。
国全体に大きな影響を及ぼすような話だか、こういったことが裁判所の少数の人員だけで容易に覆されてしまうことには、どこか異常さが感じられる。
このようにして、重大事が乱暴に決められるようになると、社会は荒れていくだろう。
それにしても、アメリカに限らず、世界各国で、宗教や思想などに基づいて、国の形をゆがめていこうとする動きが強まっているように感じられる。
これは日本も例外ではなく、基本的人権や市民の自由といったものが軽視され、強権によって人を押さえつけようとする動きが強まっているのではないか。
危険な兆候が現れていると見るべきだろう。