文章修行

文章修行のためにあれこれと書いていくブログです

雇われるとしんどいが

坂本龍一が亡くなって、生前のインタビュー記事がよくネットに上がってくるようになっているので読んでいる。

 

その中に仕事のスタンスなどについての話があり、普段は自主的に音楽を作って、完成したら発表するというスタイルなので、仕事のつらさはない。

でも映画音楽の場合は雇われて仕事をするので、つらいことが多い、といった話をしていた。

 

やっぱり雇われて仕事をするのがつらいのは誰でも同じなんだな、と思ったりした。

 

雇われると、他人にどんな方針でどんなことをするかを決められ、時間も区切られてしまうし、修正を要求されることも多い。

その分だけ自由度が下がり、思い通りにできないことばかりだからしんどくなる。

 

だから自由に活動できるにこしたことはない…。

 

 

一方で、坂本龍一の音楽はそのしんどい中で作ったものに、優れているものが多いようにも感じられる。

 

坂本龍一の作った曲の中で、特に広く知られているものには映画音楽が多いのではないかと思うのだけど、ある程度は厳しさと制約のある環境の中で仕事をした方が、作品の質がより高まりやすくなる、という側面はあるのかもしれない。

 

そのようなことも考えた。