最近は小説を書いているのだけど、小説にはこう書かないといけない、こんなことを書かないといけない、といったルールがなにもない。
だからこそ創作なわけなのだけど、その分だけ、自分でどう方針を作っていくかというところで難しさを感じる。
これまでネットで数年に渡って歴史系のサイトを運営していたのだけど、そちらは歴史というジャンルに絞ってテキストを書いているので、自ずと書き方の方式が作られていき、さほど迷わずに文体を固めて多数の記事を作っていくことができた。
一方で、小説はもっと茫漠としているので、簡単にその方向性が固まらない。
自由度が高いことが、何をどう書くかを考える上で、迷いを生みやすくもなる。
プロとしてやっている人たちは、どこかの時点でそれを決めて専念しはじめた人たちなのだろう。
ひとまずはあれこれとこだわらずに書いていき、自分にとって書きやすく、同時にそれを読みたい人がいる対象が何なのかを探り続けることになりそうだ。
迷うのは自分が読んでいる小説のジャンルが幅広いことも原因になっているかもしれない。
文学系、ミステリー、歴史、時代、ファンタジー、SFとあれこれ読んでいるので、自分が書こうと思ったときに、これにしようと絞り込みにくくなっているということはありそうだ。
好きなものがたくさんあるのは、自分が作ろうと思うときにはあまりプラスにはならないのかもしれない。
なんにしても、何をどうしてどう書きたいのかということを、どこかである程度しぼっていかないといけない。