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とても寒い 『香川一区』 タリバンの女性抑圧 12月27日の日記

今日は昼間も7度くらいまでしか気温が上がらず、かなり寒かった。

多少なりとも部屋の寒さを軽減するために、ビニールタイプの寒さを防ぐカーテンを購入し、窓に付けてみた。

普通のカーテンと窓の間にこれをつけることによって、暖房効果が外に逃げにくくなり、同時に外側から入ってくる冷気を防ぐ効果があるのだそうだ。

 

実際にセットしてみたところ、いくらかはすきま風の冷気が軽減したような気もする。

これくらいでは根本的な解決にはならないものの、急に断熱の充実した住居に引っ越すこともできないので、あれこれ試して少しでも冬を過ごしやすいようにしていきたい。

 

Twitterを見ていたら、ドキュメンタリー映画『香川一区』の監督である、大島新さんがゲスト出演するという、ラジオ番組の情報が流れてきた

Radikoタイムシフトを利用して、なかなか興味深い話が聞けた。

 

大島監督は、衆議院議員小川淳也さんを取材した『なぜ君は総理大臣になれないのか』という映画で、注目を集めた人だ。

この映画は香川一区を選挙区とする小川さんが、自民党に所属していて、地元のテレビ・新聞メディアの経営者一族である平井卓也さんを相手にして、選挙に苦戦する様が描き出されていた。

 

この映画がヒットしたことで、小川さんの知名度が上がり、今年の10月に行われた衆議院選挙に影響を及ぼすことになる。

そして今回新たに公開された『香川一区』という映画では、その選挙戦における、小川さんの陣営と、平井さんの陣営の、どちらも取材することで、選挙戦を全体的に浮かび上がらせようと言う意図を持って、撮影していたそうだ。

 

しかし大島監督は、前作を撮影し、公開したことによって、ある部分では、選挙の関係者になってしまっていた。

 

本来、ドキュメンタリーを撮影する人は、対象と一定の距離感を保ち、客観性を備えていることを求められる。

しかし対象が選挙戦になると、ずっと第三者としての立場を保つ事は難しくなるらしい。

選挙には知名度や話題性といったものも、少なからず影響を及ぼすからだ。

 

前作がヒットしたことで、大島監督は、小川さんの陣営に味方するもの、すなわち平井さんの陣営からすると、敵であるとみなされるようになってしまったそうだ。

そして途中からは、平井さんの陣営から取材拒否を受けることにもなったと聞いている。

そのあたりも映画には写し出されているはずで、まだ私は見ていないのだが、評判も良いようだし、遠からず見てみたいと思っている。

しかし今はとても寒いので、暖かい時期になってもまだ上映されていたら映画館で見て、そうでなければ配信を待つことにする。

 

今日、それ以外に気になったのはアフガニスタンについてのニュースだ。

アフガニスタンで実権を握っている、イスラム主義組織のタリバンは、12月26日に「近親の男性が同伴しない限り、女性の遠出を禁止する」と発表したそうである。

具体的には45マイル(72キロメートル)以上、移動する場合は近親者が同伴しなければならないと定め、頭にかぶるヒジャブの着用が必要だと定めてもいるらしい。

 

タリバンは、政権に復帰した直後には、対外的なイメージに配慮するようなことを述べており、以前ほど女性に厳しく当たらないとほのめかしていたのだが、実際に権力を握ると、結局は女性の権利を抑圧することにしたようである。

 

それぞれの国・地域ごとに倫理観や価値観が異なっているのは当然のことではあるのだが、やはり性別を理由にして行動の自由を奪われたり、学習の機会を奪われたり、就労の機会を奪われるのは、適切なことであるとは考えづらい。

おそらく世界中で多くの人がそう感じるだろうし、タリバン政権は今後、国際社会で承認される存在にはなっていけないのではないかと感じられる。

 

結局のところ、女性の立場を弱めようとする行いは、それによって男性が優位な立場に付き、女性を従えたいという、そのような欲求を満たすことが、目的になっているのではないか。

 

宗教がどうだとか、伝統がどうだとか、もっともらしい理由付けをしてごまかしているが、つまるところは男性のしょぼい欲望に基づいて発せられている政策であるに過ぎないのでないか。

私にはそのようにしか感じられない。