文章修行

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成功に向かうか向かわないかという問題

楽観的に考えるか、悲観的に考えるかどうかで、物事の結果はずいぶんと変わってくる。

いま取り組んでいることは、いつかはわからないが、いつか必ず成功するだろう、と思っている人がいるとする。

一方で、やってみてはいるが、きっとうまくいかないだろうと、懐疑的になってしまう人もいるとする。

 

この両者が同じ時間を過ごしてみると、いつかは必ず、と思っている人は成果を出す可能性が高くなるし、うまくいかないだろう、と思っている人は、低くなる。

人の意識の力は大きなもので、そのありようは必ず行動のしかたに影響をおよぼす。

 

いつか成功できると思っている人はそうなるように、時間とともにそちらに最適化できるように行動を変化させていく。

一方で、うまくいないのでは、と疑っている人は、えんえんとうまくいかない方法を続けてしまう。

意識の向いている方向性が、行動の方向性を形成し、それが結果に結びついていく。

 

成功したいのであれば、まずは成功したいと強く思わなければならない、と言われるのはそのためだ。

意識が伴わない中で漠然と行動していても、勝手に最適化がもたらされることはない。

 

成功というのは達成が困難なものなので、成功したい、という意識を持つのも難しくなるところがある。

困難だとわかっていることに挑戦するのは、その時点ですでにハードルが高いからだ。

 

なので人はうまくいかなかったとしても仕方がない、と最初の時点で予防線をはっておき、失敗に備えてしまうことがある。

それが人をまっすぐに成功に向かわせない要因となりがちだ。

 

だから成功に向かうためには、どこかで腹をくくる必要がある。

できる限りやってみて、失敗したらあきらめる。

これはまだまだぬるい考え方だ。

失敗して倒れようとも、何度でも立ち上がって成功するまで続ける。

それくらいの考えでないと、まず成功まではたどり着けない。

 

中途半端な構えで取り組んでも、それで勝手にうまくいく、なんてことはない。

それくらいなら、いっそのことまったくやらないほうがいいだろう。

そして成功というほどでなくとも、それなりにこなせることをやっていてもいい。

 

成功というのはしたければすればいいけれど、しなければいけないというものではないので。

成功とは大きく困難な課題に取り組み、それを乗り越えて勝利をつかむことだと言ってもいい。

それは一部の人しか達成しないし、自分がどうしてもその一部になりたいのか、別にそれほどでもないのか、やってみる前に考えておくのも、決して無駄なことではないだろう。

 

同時に複数のことで成功するのもまた、実に難しいことだ。

なので、成功を目指す時には、ひとつのことに多くの時間と労力を割くことにもなる。

なのでその対象において成功することが、本当に自分にとって価値があると思えることなのかどうかもまた、よく考えておいた方がいいだろう。

 

成功ということひとつとっても、掘り下げていくと考えておいた方がよいことはたくさんある。

 

しかしつまるところは、その対象に対してなら、いくら時間を注いでもおしくないと思え、うまくやっていけるだろうと楽観的にとらえられるかどうかという、そのことだけを考えればよいのかもしれない。