昨日もまた暑かったのだけど、なんというか暑さの中の暑さだったという気がしている。(男の中の男、みたいな感じで。聞かなくなったフレーズだけど)
35度でも37度でもたいした違いはないような気がしてくるけど、2度違うときっちりと違う何かが発生する。
2度ぶんだけしっかり暑かったな、という感触が残っている。
ピークが高くなるとそのぶんだけ夜になっても気温が下がりにくくなる。
だから夜寝ている間も暑いという形で2度高いだけのダメージが体に蓄積される。
毎日のように書いているけど、7月半ばだとは思えない気候である。
昨日は散歩についてのエッセイを書いていたのだけど、このシチュエーションは小説にできるかも、と思いついて冒頭の部分だけ書いてみた。
そうすると、ずるずると引き出されるようにしてイメージがふくらんできたので、とりあえず続きを書いてみることにする。
小説のアイデアがわいてきた後で、イメージが膨らみやすい時もあり、時間をかけてもなかなか膨らんでこない時もある。
おそらく小説のアイデアが自分に適している時には膨らみやすく、そうでない時にはそうならないのだろう。
色々なものを書いていき、書きやすいものの傾向をつかんでいきたいところ。
昨日は村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』の続きを読んでいた。
初めて読んだのはだいぶ昔だったので、細かいところはすっかり忘れている。
主人公の設定は34才なのだけど、以前読んだ時は年下だった。
けれども今は年上なので、読み方が変わってくる。
昔よりも描かれている心情がより深く伝わってくるところがある。
きちんと書かれた小説は、時間をおいて読み直してみると違った発見があるところが面白い。
村上春樹は心情を掘り下げて書くのがうまく、文章がこちらの心に浸透してくるところがある。
小説を書く際には心情の掘り下げこそが重要なのかも、と思ったりした。
では私に掘り下げられる心情はどのようなものだろう?
そのあたりについて考えたり書いたりしていきたい。