昨日も暑かったなあ…というくらいしか覚えていることがない。
いつが暑い日だったか? 毎日だよ。
ここ数年の夏はずっとそんな感じで、少し涼しくなって体調を回復できる日、というのがほとんどないからひたすら疲れる。
夜になっても25度以下になる日が少ないので、眠りが浅くなっている。
そのせいでよく夢を見ている。
内容は覚えていないけど、夢を見たな、ということだけはおぼろに覚えている。
私は普段は夢をあまり見ないし、夢を見る時はだいたい調子がよくない時なのでよい兆候ではない。
7〜8月の間だけ北海道あたりに移住しようか、とわりかし本気で考え始めている。
けっこう費用がかかりそうだけど、作業環境としてノートPCがあれば私の場合は実行可能だ。
来年は真剣に考えてみようかな。
昨日から『後鳥羽院』という本を読んでいる。
後鳥羽上皇の和歌について解説した本なのだけど、著者の丸谷才一はかなりその方面に詳しい人のようで、様々な時代の和歌や解説を引用しつつ分析を繰り広げている。
和歌には詳しくないのだけど、そういう人間でもわかるように書かれているのでなかなかおもしろい。
後鳥羽上皇についてなにか書こうかと思って調べていて、その一環で読んでいる。
藤原定家と同じ時代の人で、定家からライバル視されるほど歌人としては優れていたのだそうだ。
そのあたりをふまえると、後鳥羽上皇は詩人としての気質が強く、それゆえに鎌倉幕府に無謀な戦いを挑んで敗北したのかも、という観点で描くと説得力が増すかもしれない。
詩人は情念が強い傾向にあるので、現実的な分析よりも自分の思い、思惑を優先させてしまったのではないか、という見方だ。
このあたりは他の文献も読んで考える必要があるけれど、観点のひとつとしてはおそらく有効だろう。